前半は両チームスコアレスのまま、後半30分近くになってついに先制を許してしまい「これは引き分けられればいい方かな…」という悲観的な気持ちになってしまいましたが、ここから西谷監督の采配がまさにドンピシャといえる大当たりを見せます。
まず、後半30分過ぎに交代した17番湯澤選手がまもなく同点ゴールを決め、更に後半終了直前の時間帯に交代した7番船谷選手がアディショナルタイムに値千金の直接フリーキックによる決勝ゴールを上げるというドラマチックな展開で見事水戸ホーリーホックが勝利をおさめました。


前半も得点こそ奪えなかったものの、セットプレーから再三いい場面がありました。
アディショナルタイムでの讃岐選手のファウルの場面(だと思います、少し曖昧です)、これが船谷選手の劇的直接フリーキックにつながりました。

左から、同点ゴールをあげた湯澤選手・まだまだ活躍が見たい日立市出身のGK本間選手・直接フリーキックによる決勝点という劇的勝利をもたらした船谷選手
これでチームは5連勝、引き分けもいれれば13試合負けなしという素晴らしい戦績で、なんとJ2リーグ4位にまで浮上しました。私がスタジアムに足を運ぶようになってからシーズン折り返しの時期にここまでの順位をキープしていたのは初めてのことなので、本当に大興奮です!

スタメンの選手もいいプレイを見せてくれましたが、途中交代の選手が立て続けに得点していくことからわかるように今年の水戸は選手層が厚いですね。同点ゴールを決めたチーム一のドリブラー湯澤選手も本来スタメンにいておかしくない選手だと思いますが、後半の両チームが完全に疲れてくる時間帯にスーパーサブとして投入されて元気いっぱいの姿で敵陣を引っ掻き回すというのもいい起用法なのかなと感じました。
この試合で残念だったのは当日の雨の予報もあって、観客数が少なめだったこと。この時期にこの位置にいるということは、今シーズンの水戸が実力のあるチームであることはもはや疑いはなく、今までにない結果を残してくれる期待が十分にあります。皆さんも是非スタジアムに足を運んで水戸ホーリーホックの快進撃を目撃しましょう。