2019年07月25日

シーズン半分以上終わり、現在水戸ホーリーホックは首位と1ポイント差の3位!

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3−1で勝利し、祝福を受ける選手たち


2019シーズンの全42節中23節終了時点の現在、首位と1ポイント差の3位。もはやまぐれでも春の珍事でもなく、水戸ホーリーホックは完全な実力でこの位置に定着しています。

さて7月21日に見に行きましたホームでの琉球戦。3−1の勝利という結果だけを見ると危なげがなさそうですが、実のところ2点リードして始まった後半しばらくは琉球に押し込まれる時間も目立ち、特に1点を失ったあとは追いつかれて2−2とされてもまったくおかしくない展開でした。

しかしそんな空気をガラッと変えたのは新戦力の小川航基選手、福満隆貴選手二人を立て続けに投入という大胆な長谷部監督采配。

二人とも実績はあるものの、まだチームに合流して間もない選手。これは大きな賭けだったと思いますが、ここから福満選手が相手の裏をかくように巧みにボールを運び、小川選手がアグレッシブにゴールを狙う展開が再三見られるようになります。他の選手との連携もまったく不安もなく、後半29分には小川選手のあいさつ代わりのチーム初得点!あとは点差を守り切り見事に勝利を収めました。

小川選手はジュビロ磐田から、福満選手はセレッソ大阪からという共にJ1チームからの期限付き移籍(小川選手は育成型)で、昨年までの水戸であったら果たしてこのタイミングで獲得できたか、という選手。しかし今年の水戸には勢いがある、水戸に来ればチャンスがある、「アツマーレ」を有する今の水戸は練習環境も整っている、そういう面を評価して来てくれたのでしょう。

 頼もしい新戦力を得て、長年の宿願だったJ1昇格ももはや夢物語ではなくなってきた水戸ホーリーホック。後半戦も目が離せません。
posted by 院長 at 21:27| 日記

2019年07月24日

土用の灸

土用の灸

2019年(令和元年)の夏の土用の丑の日は7月27日土曜日です。夏の土用の丑の日といえば現在は鰻が有名ですが、土用の灸はご存知でしょうか?

俳句の季語辞典を開くと「土用灸どようきゅう (夏の土用にすえる灸) 土用艾 土用の灸」と記載されています。昔の人は夏の土用の丑の日という一年で最も暑さが厳しいと言われる日に、健康を祈願してお灸を据えました。

さて、今年の夏はジメジメとした長い梅雨が開けた後、猛烈な暑さが来るという予報が出ています。このような急激な気温の変化は体の内部環境を司る自律神経に負担をかけ、内臓も弱らせます。体と心は不可分なので、体の中が弱ると今度は精神的にも参ってきてしまいます。こうしたときにこそ昔からの知恵である土用の灸、と言えそうです。

中の沢鍼灸院では夏の時期は消化器官を元気にする「胃の六つ灸」や足の三里の灸をお勧めしています。背中が張っていて内臓の疲れが出ているかな、という人は背部の左右三ヶ所ずつに灸を据える胃の六つ灸が特にお勧めです。灸点紙や焙烙(ほうろく、素焼きの皿)などを使い、火傷を作らず熱くなく、気持ちのいい土用灸を据えて差し上げます。ぜひご利用ください。

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こちらは焙烙を利用したびわの葉灸

参考/『季寄せ』角川学芸出版
posted by 院長 at 22:19| お灸